排水管工事には「更生」と「更新」があり、排水管の劣化状態に合わせて選んで行います。
更生 | 更新 |
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汚れや錆を取り除いて元通りにする工事。劣化がそれほどひどくなく、まだ同じ排水管を使える場合に行う。 | 排水管を取り替える工事。漏水など劣化がひどく、元の管を使い続けることが困難だと判断した場合に行う。 |
少し前までは更生工事のみで元通りに回復できたものが、放置していたばかりに傷みが進み、更新工事が必要になってしまうケースが多くあります。
工事内容は管内の詳細な診断のうえで判断しますが、更生か更新かの分かれ目になるのが漏水の多さ。漏水が多いというのは排水管全体の厚みが足りていないことの表れであり、たとえ更生工事で管内をきれいにしてもちょっとした衝撃で漏水が多発してしまう可能性があります。
更新工事にかかる費用は更生工事の約2倍になるため、早めの対処と定期的な確認・メンテナンスが不可欠なのです。
当社は更生と更新の両方の工事に対応しており、漏水の履歴や排水管の摩耗・腐食度合いなどを診断したうえで判断しています。場合によっては更新工事をご提案する場合がありますが、もっとも無駄がなく、お客様に負担のかからない方法をご提案させていただきますのでご安心ください。
なお、サイクロンスーパーコート工法による更生工事が可能かどうかの診断を行っています。お気軽にご相談ください。
一次診断 | 二次診断 (50,000~100,000円/ 箇所+付帯工事費) |
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閉塞率が50%以下であることを目安とします。
※アルファー鋼管、ライニング鋼管の場合は直管部に塗膜の膨れやクレーターが発生していないこと、塩ビ管の場合は熱や外力の影響で大きく変形していないことが条件になります。 ※2~3箇所程度の調査が理想的です。 |
既存排水管を採取して肉厚測定を行います。原則として、直管部残存肉厚が平均50%以下であることを目安とします。 ※2~3箇所程度の調査が理想的です。 |