排水管は建物における設備の一部ですが、トラブルが起きると水が使えなくなる・漏水して水浸しになるなど大きな損害を生み、住民やテナントのクレームにつながってしまいます。
そのため、工事とその後のメンテナンスを依頼する業者選びが非常に重要です。技術力はもちろんのこと、応対やサービス面も重要な選定基準として考え、継続して付き合うのにふさわしい業者を選びましょう。
排水管内部の劣化状況は外部からはわからないため、管内部の入念な調査と、調査結果に基づいた適切な工事を行わなければ十分な効果は得られません。この調査+工事を社内で一貫して行っている業者であれば、劣化状況に合わせた適切な工事を提案してくれるため、無駄なコストや工期、再打ち合わせの手間などが省けます。
汚れを除去する更生工事と排水管自体を取り替える更新工事では、かかるコストが大きく異なります。どちらの工事にも対応していて、管の状態に合わせて工事を提案してくれる業者を選びましょう。
管の劣化状態に合わせて適切な工事を選ばないと、すぐに大規模な修繕工事が必要になったり、まだ使えるのに交換することでコストがかかってしまったりと、無駄が発生してしまいます。
維持管理契約や長期保証などのアフターフォロー・メンテナンス制度を設けている業者を選びましょう。排水管は建物が存在するかぎり使い続ける設備であり、故障が発生すると大きな損害をもたらす重要な設備でもあります。万が一のことを考えて、保証やメンテナンスによって継続的にフォローを受けられる業者を選ぶことをおすすめします。
工事内容、費用、期間、手順など、工事についての情報をできるだけ開示している業者を選びましょう。専門的な工事であることを逆手にとって詳細情報を一切開示せず、見積もりや工事の段階になって「追加費用が発生します」と申告し、依頼主が翻弄されてしまうというケースがあります。
排水管工事でもっとも気を遣うのが住民やテナントへの案内やクレームの回避です。できるだけ迷惑をかけることなく、かつ工事に協力してもらうためには、十分な説明と行き届いたコミュニケーションが必要不可欠です。
住民説明会での説明や案内チラシの作成などに協力してくれるホスピタリティのある業者が理想的です。